有名なクラシックギター製作家西野春平氏により1979年に作製されたコンサートウクレレになります。

トップはスプルース、サイドバックはローズウッド、ネックはセドロ、指板はエボニーで間違いないと思います。

　製作年は1979年とビンテージと言っても良い古いウクレレになりますが、ほとんど弾かれていなかったようで近年ものと言っても分からないくらいの状態を保っている非常にしっかりした造りになっています。

ラベルには女性の名前が手書きされていますので、オーダー品のようです。
No25とありますので、当時の価格は25万円だったようです。
　西野ウクレレはほぼ見かけることはないですが、たまたま中古購入した時期に○ギターで新品が販売されていましたが、No30で定価30万円となっていましたので恐らく間違いではないでしょう。

また、かのウクレレ界の大御所オータさんが80年に発売したアルバムで西野ウクレレを使用したというサイトがありました。
Contemporary Hawaiian Mood (1980) / Ohta-San
　「ジャケットの記載に拠れば本作でのオータサンはシュンペイ・ニシノというビルダーが制作したコンサート・ウクレレを使用したとある。調べてみると1969年に埼玉県の所沢に工房を開いたクラシックギター製作家で西野春平さんという方がウクレレも制作しているようなのでこの方で恐らく相違ないだろう。
録音は１９７９年９月２０日のたった一日で録り終えたようだ。」
（記事お借りさせて頂きました）

状態は年数からしたら非常に良いと思います。
ただ1.2フレットの指板サイドに細かな傷が有りますが、演奏に全く差し支えはありません。

当時のソフトケースに入れて発送致します。

一流製作家による逸品、気になられた方、よろしくご検討下さい。