【状態】　　新品 未読本 ★ 稀少本 ★


【書籍情報】
厚生労働科学研究事業
「健康危機管理における効果的な医療体制のあり方に関する研究」班（編）

著者：大友 康裕
出版社：永井書店
発刊日：2017/9/1 第1版第2刷
単行本：54 + 6 ページ
付録：CD
(CBRNEテロ災害患者への案内表示板＜例＞)
定価：2,200円


【概要】
国際的緊張の高まりの中
「武力攻撃事態等における国民の保護の為の
措置に関する法律」（国民保護法）に関する
厚生労働省国民保護計画において、
NBC災害・テロへの対応体制を
確立することが 喫緊の課題となっている。

しかし現状では

「原因物質ごとに異なる医療体制」が
とられており、

実際のNBC テロ発生時に、
まっ先に矢面に立って対応しなければならない
救急医療機関において、
初動時の対応困難、混乱が懸念される。


研究班では、
今後のあるべき方向性として、

N・B・Cと原因物質ごとに異なる対応を
行うことを廃止し、

救急医療機関においてすべての原因物質に
対して適切な初期対処が可能となるような
体制整備を求めてきた。

研究班では、
平成 18年度 厚生労働科学
「テロに対する医療体制の充実及び評価に関する研究」において
「医療機関におけるNBCテロに対する標準的対応」を まとめた。

平成 19年度の現研究班において
医療機関に対する研修の手法・教材を開発し、
厚生労働省より日本中毒情報センターに委託され「NBC テロ対策セミナー」として実施している。

今回、セミナーの実施を通して、
現場レベルでの具体的対応を
効果的・効率的に実施できる手順を
一般の救急医療機関における初動マニュアルとして策定した。

更に、本マニュアルに沿って対応する為に
整備するべき「標準的資器材リスト」を
整理し添付している。


各災害拠点病院 および 救急医療機関に
おかれては、
NBC テロへの適切な対応の為に
必要となる諸資器材および院内体制を整備し、
マニュアルに基づいた訓練を実施して頂きたい。


本マニュアルが、
各医療機関での テロ対応体制整備に
大いに活用され、「いざ、テロ発生！」の際、
適切な受け入れ対応および診療が展開され、
被災者および病院職員の人的被害が
最小限に食い止められることを期待している。