N O.171
⭕️希少　岩手県紫雲石硯(2代 佐藤鉄三郎)
[1] 縦　215mm
[2] 横　110mm
[3[ 厚み　19mm 重さ　880g
[4] 作硯者　2代 佐藤鉄三郎
[5] 彫刻サイン　東山紫雲名石
[6] 箱　別漆木箱(焦げ茶漆塗り)(黄色布付き。)(278mm✖️159mm✖️36mm)
[7] 程度　目立つキズや汚れは無いが、歴史を感じる細かいスレは見られます。
[8] 形状　自然石硯
◉原石は、古生層輝緑凝灰岩で、岩手県大船渡や一関の周辺で僅かに産出し、普通は小豆色で紫雲状の斑紋と緑色の円形斑紋が入っています。特に、東磐井郡の石材は昔から正法寺石と言われ、古くは藤原三代の頃から生産された歴史があります。
○この作品は、匠の生まれからして戦前の作品と推察できますのでかなり経年し、いかにも昔風で刻の流れを感じます。
よく見ると、丘と海には、紫雲石特有の淡い紺と赤緑色が小豆色の中に混在して見られています。
丘部の下側真ん中に小さい浅い凹みがあります。(画像2,3,5)
硯陰には、産地の東山紫雲名石とあり、石の文字の口の上に点があるのが、鉄三郎匠の特徴となっています。⭕️(画像18,19,20参照。参考写真は付きません。)
現代の佐藤鐡治匠の祖父の作品ですので、古さを感じとって、ご一考ください。
◉お気軽にお声掛けください。
◉歴代の作硯者
　　　(山本儀兵衛)
初代　山本幸次郎
2代　○佐藤鉄三郎　1883年生まれ
3代　佐藤幸雄　
4代　佐藤鐡治　元教員、現在90歳で活躍中
◉参考
　雄勝硯　唐龍斉　遠藤盛行　雨畑硯　峯硯　雨端硯　雨宮静軒　弥兵衛　龍渓硯　鍋倉龍渓　秀石　高田硯　諸鹿石硯　若田硯　鳳来寺硯　鳳山　高島虎斑硯　小久慈硯　土佐硯　中村硯　那智黒硯　光峯　玉石　紅渓硯　羊堂　赤間硯　卓司　信夫　陽一　昭竜山　玉池堂　玉池軒　玉峯　唯石　丁斉　屋久島硯
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