カメラはペンタックスK-S1です。

ペンタックス特有の黒死病という自動絞りに不良が出ています。絞りとはレンズに通る光の量を調整するために開閉する機能や動作のことです。正常ではレンズの絞りは全開になっていてシャッターを押すと絞りが閉じる方向に動き適正な位置で止まるようカメラがレンズの絞りを制御しています。黒死病ではカメラ本体の絞りにブレーキをかけ制御する部品が帯磁しブレーキをかけられず最大まで絞られてしまいセンサーに入る光が足りず真っ暗な写真になる状態です。

簡単に言うとカメラの部品が壊れてレンズの絞りを閉じて光の通り道を塞ぐ状況をカメラが作ってしまっている状態です。だから絞りが閉じないようレンズで絞りをコントロールし光の通り道を確保できる絞りリング付きのレンズであれば撮影することができます。

K-S1はcamera shutter countというサイトで撮影回数９４４２（動作確認で増えると思います）、グリップに１センチほどの線傷はありますがそのほか大きな傷もなく綺麗な状態です。あとカメラ内部のカレンダー記憶用のコンデンサがダメになっておりバッテリーを外すとカレンダーがリセットされバッテリー交換の度に日付と時刻の設定が必要になります。リセットされるのはカレンダーだけで、カメラの設定は残ります。

付属品は純正充電器と純正バッテリー３本です。ボディキャップがないのでカメラにレンズを付けた状態で発送します。動作は自分が撮影で使っていた範囲では黒死病以外問題はありませんでした。

レンズはtamron a09 28-75mm f2.8です。28mmからなので広大な風景には少し難しいですが、人や動物などを撮影対象にすると近接から少し離れた距離まで対応でき単焦点レンズに交換できない状況であれば写りも良くこれ１本でいこうと思えるレンズです。レンズ表面にはチリなどの付着あり、レンズ内部は多少のチリの混入ありますが撮影に影響するような混入物はないです。付属品は前後キャップとフィルターです。絞りリングがあるのでレンズで絞りを設定しK-S1を絞り優先モードにしていればカメラがISOとシャッタースピードを自動で調整するので黒死病のカメラでも撮影できます。

不明点などあればお問い合わせください。