芸術の秋！各地の美術館では多様な企画展が催されています。大人の女性らしく、淑やかな着物姿で訪ねるのも一興です。
「気をつけたいのは、美術館ではあくまで展示品が主役ということ。絵画や作品の邪魔になるような、派手な色合いや柄の着物は、他の方の目に入るとうるさく感じられ迷惑になります。着物はさりげなく、主張しないものがよいでしょう」とは、私の崇拝する故・木村孝(きむらたか)先生の教えです。

こちらは、グレイの染め大島×シルバーの綴れ帯、ワントーンでまとめた一揃えになります。落ち着いた印象の中に気品もあって、どんなシーンにも馴染みやすく、小物のアレンジが得意な着こなし上手にオススメです。


【染め絵羽紬】
本場大島紬の白生地に、貴族鼠(きぞくねず)と言われる紫がかった灰色で、6種の江戸小紋柄を染めました。高貴な印象を与える品の良い色として昔から重宝されてきた地色に、霰(あられ)をメインとした鮫・菊菱・青海波など伝統的な江戸小紋柄を絵羽模様にあしらった訪問着は、紬地ながらフォーマルなお出かけ着やお洒落着として重宝します。

◆身丈(背中心)　155.0cm
　※肩身丈だと160.0cmあります。
◆袖丈　47.5cm
◆裄　68.5cm
◆前幅　24.5cm
◆後ろ幅　30.2cm

一度着用したのみの美品です。


【袋帯】
垂れ先にのみ花の丸をあしらったワンポイントの無地帯は、西陣製の綴れ織りによるもの。銀通しの六通帯で、無地場には流水文が織り出されています。

◆長さ　
◆幅　

締め跡のない未使用品。


※単品販売価格
　染め絵羽紬　20,000円
　袋帯　8,000円
※セット販売優先


東京都美術館では12/1迄『田中一村展～奄美の光 魂の絵画～』が開催中。彼の作品は着物や帯、殊に大島紬のモチーフに取り上げられますから、着物愛好家の中にはファンの方も多いのではないでしょうか。
日本民藝館で11/20迄開催中の型絵染の人間国宝『芹沢銈介の世界～生誕130年特別展』は、お着物好きには興味深いかと思います。
この秋のお出かけ先に、いかがでしょう♬