盤面にすり傷あり（聴くのに問題なし）

プラケースにひび割れあり

帯、中ジャけはきれいな状態なので、プラケースを新品に交換すれば、見栄えは良くなると思います。

こういう状態なので、かなり安く出しています。ご理解いただける方にご購入いただけたらと思います。





「レヴューより」

端正な演奏で、とても新鮮で気持ちの良い音です。これがバロックなのか！と思わず言いたくなるような現代性、みずみずしさを感じました。爽やかさと癒し、理性と感情の調和が伝わってくる演奏です。



最近聴いた中では、ずば抜けて完成度が高い、ズスケの演奏も完璧だが録音もドレスデン聖ルカ教会と万全であり残響の美しさは神々しさすら感じさせる。



ズスケの音の素晴らしさについて補足するならば、単なる優美さに終わらない低音の力強さと温かさで、余計なビブラートやレガートは無くシゲティを範とすると思わせる、時に厳格さも見せる(一番ソナタ、三番ソナタに顕著である)非常に表現の幅が広く、味わい深い演奏であると言えます。



曲順の入れ替えも考えられたもので…一番ソナタ(Gm)→二番ソナタ(Am)→二番パルティータ(Dm)という組み合わせは、つまりキーがDmの3コード、しかもサブドミナント→ドミナント→トニックな訳で全体を通して聴くと最後のシャコンヌに帰結するのが当然に感じる、それでいてトニックに戻る(落ち着く)力の強い音列的なテンションの高い構成なんですね。聴いてて凄い自然で全くダレないんだね。なので普段あまり目立たない二番ソナタのアンダンテがキレイに聞こえる、まあーズスケが上手いんだけどね。



知性、情感、意思が完璧な技巧に支えられた名演ですね。んーっ…シェリング、グリュミオーと同じくらい好きかも・・・