著者:ゲイリー・ガーストル
経営科学出版
2023年7月28日発行　第1版第1刷
定価:4180円

政治秩序の盛衰の歴史を振り返る。

共産国家ソビエト連邦と対立するアメリカが共産革命を阻止すべく、国民をなだめ労働組合に迎合するため社会主義的なニューディール政策を実行。
その結果、中産階級が育ち成熟した社会が実現したものの、アメリカ企業は競争力を喪失。
やがてソビエト連邦が崩壊して冷戦が終結。
もはや労働組合に迎合する必要がなくなったので産業界は政府にニューディール政策の変更を要求。
レーガン政権がこの要求に応えて導入されたのが新自由主義政策。
新自由主義政策の3本柱は、規制緩和、民営化、社会保障切り捨て。同時に目障りな労働組合を弱体化させることで企業利益を最大化させることに成功。
今では世界中に輸出され、世界中でグローバル企業が儲けたい放題できる政策が新自由主義。
本書は世界の政治と世界経済の動きが連動していることを解説しています。