クリスマス・ラブ : 七つの物語
作 レオ・ブスカーリア Leo Buscaglia
絵 トム・ニューサム
訳 倉橋由美子
定価: ￥1,000

クリスマスとは、およそ2000年前にベツレヘムに生まれたイエスの生誕を祝うキリスト教徒の祝典。しかし信仰にこだわらなくてもいいのです。クリスマスの精神は愛であり、愛はすべての人に必要なものなのですから。

この本はクリスマスをみんなでたのしむために書かれました。悪い人、冷たい人、疑い深い人は出てきません。そういう人たちのことはほかの作家にお任せしました。

この短篇集は、奇跡を無条件で受け入れられる人、説明を必要としない人、そして愛、寛大さ、献身、良心、人生の不思議といったものを信じている人たちに捧げるものです。

科学に支配されている今の時代には、私たちは夢や奇跡といったものを嘲笑しがちです。そんな時、クリスマスは、夢や奇跡を求める心に活を入れてくれます。クリスマスは、私たちが心の中に感じている精神性を引き出し、人間本来の意識の一部として消えることのない記憶の中からも数々のイメージを浮かび上がらせてくれます。
〈はじめに〉から

レオ・ブスカーリア

1924‐1998。アメリカの作家・思想家。イタリア移民の子に生まれ、南カリフォルニア大学で教育学を修めた。教職につき、大学では生命の大切さを教える「ラブ・クラス」を開講。
ベストセラー『LOVE』の出版を機に、メディアを通じて全米に発信、「ドクター・ラブ」として名声を高めた。彼の著作は、世界中で1200万部以上読まれている

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