【歴史的な織物機】
この織物機は、アイヌの着物が明治に入って木綿の布が入る前に伝統的な技法で作られた　あつしアットウシアミプを織るための歴史的に貴重なもので、手織り機として博物館級の保存品です。木製のフレームと必要な用具一式が揃っています。
おひょうの木アッニの皮の繊維で糸を作り、１本１本丹念に織り上げて行きますが、アットウシアミプ１着を織りあげるには熟練した者でも２ヶ月以上かかったとも言われています。
本品は織りはじめの状態で保存されていることも希少価値が有ります。

【用具とサイズ】
ウォサ:　実測約50cm
カマカプ
ペカウンニ
ペラ:　実測約64 cm
アフンカニ
トゥマムンニ
イシトムシプ:　実測約51 cm
反物幅:　実測約37cm
糸長さ:　伸ばせず実測不可

【希少性】
３０年以上前に私財を投じて収集したものです。
アットウシは明治時代までの着物ですので、あつし機が織りはじめの状態で保存されてきたことは奇跡的と言えます。
このたび断捨離にて、これらの歴史的民具にご理解頂ける方にお譲りいたします。

ご覧いただきありがとうございます。