※再度値下げしました

カメラ用の機材、アクセサリーを取り扱っていたワルツ商会が1960年、自社ブランドで発売した35ミリフィルム用、レンジファインダーカメラで露出計がついたタイプです。何となく、1954年に登場し、世界の写真界を驚愕させたライカM3を意識したデザインとサイズになってるとのこと。中身はごく普通の、メーターでライトヴァリュー（LV)を読み取り、レンズのLVリングを合わせるカメラです。レンズは、日東光学製の、S.コミナーF1.9 、48ミリで、ものの本によれば、ゾナータイプの７枚レンズ構成だそうです。残念ながら、このカメラ、手元には長い間置いてあったのですがフィルムを通すことはなく、その描写の実力を確認することはありませんでした。



出品の個体、実はシャッター不動であったものを、数年前に専門修理業者にてシャッター整備を行ったもので、その際に、カメラ前面のグッタペルカを剝がしました。それを、修理後、自分で似たようなものを調達し張ったものですから、前とオリジナルの後ろ面の見え方、手触り感が異なっています。（写真参照）こうしたことが気になる方にはお勧めいたしません。



それ以外の状態は、掲載写真からお分かりいただけると思いますが、極めて状態の良いもので、機能も、フィルム巻き上げ、シャッター速度変化、いずれも問題ありません。速度精度も業者の調整を経ていますので、ある程度は正確なものと思います。また、メーターも光に反応し動いています。（写真参照）ただ、こちらの精度は確かではありません。光学系も、見る限りはクモリ、カビなどなく、細かいチリがあるだけの状態です。ファインダーにもクモリは無く、ブライトフレームもくっきり見えてます。（写真参照）



ということで、グッタペルカの前・後ろ違いを除けば、まったく問題の無い個体ですので、是非とも、フィルムを通して、この先も使って行っていただきたく思う次第です。ただ、相当な年月を経ている中古機であることには変わりませんので、その点を宜しくご理解の上、お求めいただければ、と思います。



よほどのことが無い限り、お買い上げ後１～２日以内に、送料出品者負担の宅急便にて発送します。発送に際しては、リサイクル材を使用しますこと、ご了承お願いします。



それでは、宜しくお願い申し上げます。