『愛情はふる星のごとく』上下巻セット
尾崎秀実
三笠文庫
昭和26年　第一刷

希少な三笠文庫版です。 経年ヤケがあります。

反戦・平和のために死を賭した尾崎が、獄中から家族の行くすえと娘の伸びゆく姿を思い描きながら温かく語りかける、豊かな教養と人間愛に満ちた感動の書簡239通。

目次
上巻
愛情はふる星のごとく（昭和16年11月7日から 昭和18年12月29日 まで）
尾崎君の思い出（風見章）
あとがき（尾崎英子）
下巻
愛情はふる星のごとく（昭和19年1月6日から11月7日まで、竹内金太郎弁護士宛遺書）
尾崎君の獄中書簡について（松本慎一）
人民のために捧げられた生活（宮本百合子）
あとがき－尾崎と松本の友情について－（柘植秀臣）

著者紹介

尾崎秀実［オザキホツミ］
１９０１‐１９４４。ジャーナリスト。東京に生まれ、台湾に育つ。東京帝国大学政治学科卒業。朝日新聞記者、第一次近衛内閣嘱託として中国問題に鋭い筆をふるう。ゾルゲ事件に連座し、４４年１１月７日絞首刑になる。