セリーヌ ―猫のベベールとの旅―(1983年創林社刊)
パスポートをもった猫の作家論。20世紀世界文学の巨大な影セリーヌの、亡命の日々を共に駆けぬけた大物猫ベベールが透視する北の三部作の栄光と悲惨。(表面の帯より)
一九四四年、ファシストのレッテルをはられたセリーヌは、命がけの亡命の旅に出る──飼い猫のべベールを連れて。バーデンバーデン、ジーグマリンゲン、どこへ行っても空腹に苦しめられる。デンマークへの長旅に出る前夜、とうとうセリーヌは食料品店の主人に猫をゆずってしまう。ところがわれらのべベールは、自分が置いていかれると察知すると、ウインドーのガラスを体当たりで割ってしまう。ガラスの破片が体につきささったまま町をひた走り、ご主人夫妻の泊まっているホテルに戻ってくるのだ。(裏面の帯より)
この本は1983年出版の初版本です。出版当時、書店で手に取り、面白そうだと購入しましたが、結局「積ん読」を経て書棚の奥に。そのまま最近、発見するまでそこに眠っていました。
したがって、使用感はほとんどありません。購入後にページをめくったのも、この出品のための撮影時が初めて。目立ったよごれ、きずはありません。40年前出版の中古本としては美品といえると思います。
なお、本文中2ページだけ、ページの一部が折れている箇所があります(写真参照)。おそらく印刷所で紙を裁断する際の製本ミスと思われますが、通読には問題ないようです。これもレアなことなのかもしれません。
いずれにしても中古本であることに変わりはありません。経年劣化は避けることができません。そのことを理解していただける方のお買い上げをお待ちしております。
一九四四年、ファシストのレッテルをはられたセリーヌは、命がけの亡命の旅に出る──飼い猫のべベールを連れて。バーデンバーデン、ジーグマリンゲン、どこへ行っても空腹に苦しめられる。デンマークへの長旅に出る前夜、とうとうセリーヌは食料品店の主人に猫をゆずってしまう。ところがわれらのべベールは、自分が置いていかれると察知すると、ウインドーのガラスを体当たりで割ってしまう。ガラスの破片が体につきささったまま町をひた走り、ご主人夫妻の泊まっているホテルに戻ってくるのだ。(裏面の帯より)
この本は1983年出版の初版本です。出版当時、書店で手に取り、面白そうだと購入しましたが、結局「積ん読」を経て書棚の奥に。そのまま最近、発見するまでそこに眠っていました。
したがって、使用感はほとんどありません。購入後にページをめくったのも、この出品のための撮影時が初めて。目立ったよごれ、きずはありません。40年前出版の中古本としては美品といえると思います。
なお、本文中2ページだけ、ページの一部が折れている箇所があります(写真参照)。おそらく印刷所で紙を裁断する際の製本ミスと思われますが、通読には問題ないようです。これもレアなことなのかもしれません。
いずれにしても中古本であることに変わりはありません。経年劣化は避けることができません。そのことを理解していただける方のお買い上げをお待ちしております。
其他推薦商品: