経年によるヤケがあります。それ以外は良好なコンディションだと思います。中古本であることをご理解いただきご検討いただければと思います。本の状態ができるだけわかるように写真を撮りましたのでご覧いただければと思います。

「古典を読む 歎異抄」今村 仁司
定価: ￥ 900

古典を読む 歎異抄 杉浦 明平 著 ｜今村 仁司 解説 通し番号:文芸76 刊行日:2003/09/17 9784006020767 A6 並製 カバー 246ページ 品切れ

なにごともこころにまかせたることならば，往生のために千人ころせといはんに，すなはちころすべし．しかれども一人にてもかなひぬべき業縁なきによりて害せざるなり－熱心な門徒の家に生まれ，青年時代のやみくもな読書の中で『歎異抄』に出会った著者が，その鮮烈な衝撃のうえに，生涯の折々の出来事を重ねて，親鸞の心の軌跡を読みとってゆく人生の書．

■内容紹介 親鸞の教えに異なるさまを歎き，弟子唯円が親鸞の口伝を書き記したという『歎異抄』．熱心な門徒の家に生まれ，ルネッサンス研究や地方政治の現場で人間のありようをつぶさに見つめてきた著者が，原文・注・現代語訳とともに，懊悩と懐疑の翳を多分に含んだ親鸞の肉声・心の軌跡を読みとってゆきます．その特徴を，本書今村仁司解説から一部ご紹介しましょう．人間の奥底の黒々としたものを凝視しそこからの往生を説く『歎異抄』は，700年の時を超え，現代においても問題の書であり続けています．