※篆刻作品 朱文印

※印文：【松下問童子】

※印材：水草寿山石

※サイズ：26mm×26mm×71mm

※備考：「松下問童子」は、唐代の文学者である杜牧の作品「庐山谣」から引用された句です。原文は「松下問童子、言師採薬去。只在此山中、雲深不知處」となります。

松下（しょうか）： 松の木の下、山の景色を指し、自然と一体化していることを表します。

問童子（もんどうし）： 童子、つまり山中の住人に質問していると解釈できます。また、自然に問いかけているとも考えられます。

言師採薬去（げんし さいやく きょ）： 言師、つまり導師や賢者が薬草を摘んでいくと言っています。

只在此山中、雲深不知處（ただ ざい ここ さんちゅう、くも ふかく しらず ところ）： ただこの山の中、雲が深く、どこにあるかわからない場所。山の景色が深遠で、地理的な位置が知られていないことを指しています。



全体的に、この詩は山中に賢者がいて薬草を摘んでいく様子を描写し、山の景色が深遠であると同時に、その場所が神秘的であることを示唆しています。篆刻作品では、このような言葉が山水や自然の美への憧れ、そして賢者や清浄な存在への尊敬を表現するために使われることがあります。



(✿◡‿◡)遊印が書画作品に与える影響について：



1，書画作品に遊印押すことで、バランスを調整し、レイアウトの不足を補うことができ、作品に安定感を与えます。

2，優雅で意味深い遊印を押すことで、制作者の志向や趣味を表現することができます。

3，適切な遊印を使用すると、より美しく、力強い芸術的な感染力を生み出すことができます。



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こちらのお品は一点物でございます。



作者紹介：王二強、字の「出手」、号の「渭水拙石」、1974年生まれ、陝西省西安市碑林区在住、中央美術分院卒業、中国書法家協会会員、師匠は王鏞と韓天衡です。現在、職業の篆刻家です。幼少期から絵画と書道に興味を持ち、特に隷書に長け、篆刻を得意とし、専攻しています。80年代初めから篆刻を始め、精力的に学び続け、深い篆書のスキルを精緻な彫刻に応用しています。彼の作品は力強く、優美で、彫刻刀を迅速に使い、力強く、円滑に流れるものです。彼は伝統的な篆刻の枠組みを打破し、非常に優れた篆刻アーティストとなりました。