東京芸術大学作曲科教授陣の総意を結集した和声教本。かつて東京芸術大学の和声(※)の授業で使用されていました。表紙に水濡れの跡あります。始めの方の中のページに濡れ跡感ある気がしますが、使用するのには差し支えないと思います。7ページほど鉛筆類による書き込みあります。その他は一通り確認しましたが、書き込み見当たりませんでした。細かな見落とし等ありましたらご容赦下さい。

執筆責任:島岡譲
著者:池内友次郎／長谷川良夫／石桁真礼生／松本民之助／矢代秋雄／柏木俊夫／小林秀雄／三善晃／佐藤真／南弘明
出版社:音楽之友社


Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ巻に含まれる主要課題の実施例。学習者はこれらの範例により、各課題の音楽的意図を具体的に感得でき、和声学習を全うできる内容。

まえがき
本書の用いかた

第Ⅰ巻　課題の実施
第Ⅰ巻　補充課題の実施
第Ⅱ巻　課題の実施
第Ⅱ巻　補充課題の実施
第Ⅲ巻　課題の実施
第Ⅲ巻　補充課題の実施

※和声・・・ポップスやジャズでいうコード理論に近い西洋古典音楽の音楽理論の一つ。

島岡 譲
1945年東京音楽学校本科作曲専攻卒業、47年同学校研究科を修了し、54~55年、パリ音楽院にてフーガを専攻する。国立音楽大学教授、東京藝術大学非常勤講師(50~90年)、東京藝術大学教授(91~92年)を歴任。現在、国立音楽大学名誉教授。著書に『和声と原理の実習』(共著)、『和声・理論と実習 I・II・III』(共著・執筆責任)、『総合和声 実技・分析・原理』(共著・執筆責任)(以上、音楽之友社刊)ほか。弟子に久石譲や大島ミチルなどがいる。