『ブラボー！すきまな広告』 – ナガオカケンメイ著

発行：リブロポート

企画編集：石浦康明



【作品概要】

『ブラボー！すきまな広告』は、ナガオカケンメイが手がけたユニークな広告デザインブックだ。



本書では、回転寿司の皿、トイレの鏡、公園のベンチ、街中のポールなど、従来の広告スペースとは違う場所に作られた広告が紹介されているのが普通。広告を構成することで、視点を引き付け、無意識に心に残る体験を生み出すアイデアが詰まっている。現代だから使える！



広告の世界は常に変化し続けるが、本書はその変化の一歩先を行くような、思い込み的な発想を持つ人々にとって刺激的な一冊だ。広告クリエイターやデザイナー、マーケティングに携わる人々にとっては、新しい視点を得るためのヒントが詰まっているだろう。新しい発見が詰まった一冊になるはずだ。



【目次】

本書は大きく二つのパートに分かれている。



すきまな広告発想

回転寿司の皿を広告スペースにする

自動販売機を広告メディアとして活用

トイレの鏡を広告の一部にする

ヴィジュアルとコピーの関係性

キリンラガー広告の視点

携帯電話販売トレード広告のススメ



すきまなデザインとブランディング

実験的な広告デザインの試み

それぞれの項目では、実際の広告事例を紹介しながら、そのアイデアの背景や意図が解説されている。



【街のすきまに潜む広告の魔法】

ある日、ふと気づいた回転寿司店。

目の前の流れは、寿司のネタだけでは無かった。



「ウニ、イクラ、広告…？」



目の前の皿には、さりげなくブランドのロゴが配置され、見事に風景に溶け込んでいる。 気づけば、それがただの広告ではなく、一つのデザインとして成立していることに驚かされる。



公園を歩くと、見慣れたベンチが目に入る。 しかし、よく見るとその視聴には、大胆なタイポグラフィーが実施されている。強く残る。



本書『ブラボー！すきまな広告』は、そんな「すきま」に潜む広告の可能性を探る一冊だ。



【アピールポイント】

希少なデザイン書で、現在は入手困難。広告の新しい視点を学ぶ一冊。



現代だから使える90年代の広告文化を知る

90年代特有の実験的な広告手法や独自のクリエイティブなアプローチが多数掲載。