・パソコンにダビングしたのみで１回きりの使用
・プラケースにややすれがあるので、「目立った傷や汚れなし」にしています。
・輸入盤

モーツァルトの宗教曲の傑作4曲を収めたアルバム。クーベリックとクレーの指揮、マティスをはじめとする名歌手、由緒ある合唱団とオーケストラが敬虔な祈りの世界を繰り広げ、表現している作品。

1ミサ曲 ハ長調 K.317 ≪戴冠式ミサ≫
2ミサ・ブレヴィス ハ長調 K.220≪雀のミサ≫
3エクスルターテ・ユビラーテ K.165
4アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618

「レヴューより」
・これか「レクイエム」のどちらかがモーツァルトの声楽曲で一番かと思いますが、率直に音楽の喜びと美しさを感じられる点でこれ。この声楽曲集のＣＤは本当に素晴らしい。買いです。
　指揮者クーベリックにバイエルンRSOの演奏も立派だが、なんといっても魅力はエディット・マティス。彼女の清楚なソプラノは本当に気持ちがいい。

・本当に全編喜びにみちあふれたミサ曲です。コープマン指揮のCDもほとんど同じ構成ですが、僕はこちらの輪郭が明瞭で引き締まった演奏が好きです。本当にひとり喜びに満ちて聴くことができます。

・　吉田秀和さんが『モーツァルト』の中で「私はこのミサを、自分のモーツァルトの出発点におく」と書かれていたので、ぜひ聴いてみたく購入しました。
　モーツァルトの宗教曲は、オペラか？はたまた協奏曲かと思うほど、明るく自由。最後のァヴェ・ヴェルム・コルプスは、このうえもなく美しい。天上の音楽とはこういうのを云うのかなと思いました。

・「Ave Verum Corpus」は、恐らくは死を覚悟していたであろうモーツァルトが表現した音楽の中でも、最高の水準に達していたものであろう。その年に作曲された「Requiem」、「クラリネット協奏曲」はもちろんすばらしいけれども、ぜひともこの3分程度の音楽も、Mozartに対する感謝を込めて聴きたいと思う。
クーベリック・そしてマティスをはじめとする演奏は、この3曲については申し分ない水準に仕上がっている。恐らく、この3曲がこれほどすばらしい音楽だったのか、と思わせてくれるくらいに………。