チンギス・ハーンの一族
集英社文庫　全巻セット（全４巻）
陳舜臣 著

●カバー上下部に多少ヨレやシミ等あります。本の中は比較的綺麗な状態です。中古本であることをご理解の上ご検討ください。

チンギス・ハーンの一族
①草原の覇者 定価¥705
②中原を征く　定価¥724
③滄海への道　定価¥724
④斜陽万里　　定価¥743

①アジア内陸部の草原の国、ナイマンの王女・マリアは内乱の故国を遠く離れコンスタンティノープルにいた。ちょうどその頃テムジンはクリルタイにより二十一氏族の長に推戴された。テムジンは自らをチンギスと名乗り、国家建設の一歩を踏み出した。マリアはチンギスを訪ねるために帰国 する。二人は幼なじみであり、若く美しいキリスト教徒であるマリアに、チンギスはほのかな想いを抱いていた。全四卷。

②耶律楚材を得てチンギスは帝国をいっそう強大なものにしていった。しかし巨星チンギスが墜ちると後継者問題が浮上する。息子たちはその座を狙っての権謀術数を巡らす。 母や妃、そしてマリアを始めとする女性たちの期待と不安の中、チンギスの三男オゴディが二代ハーンの座に。三代グユク、四代モンケと後継者たちは西へと勢力を伸ばし世界帝国へと膨張を続けるが、 分裂の影が忍び寄っていた。

③四代皇帝モンケは西へと帝国の勢力を伸ばしていった。しかし四川親征の途中病死してしまうと、皇帝の弟であるフビライとアリクブカとの間で骨肉の後継者争いが始まった。 知恵と力で相続争いを制し、 五代皇帝となったフビライだが、膨張したヨーロッパにまで及ぶ西方戦線の失敗と、長期にわたる南宋との戦いに苦悩する。その末に定めた標的は海の彼方、日本だった。

④モンゴル帝国から元王朝を創始したフピライだったが、彷徨う南宋の王朝をも攻めきれず、苦悩の末の二度の日本遠征までも失敗に終わる。チンギスやオゴディの時代に独立した王家(西方のハーン国) も叛乱を起こす。草原の一地域から起き、ヨーロッパから東アジアまでも国の版図とし、 東西の文化交流までも支配した帝国は、静かに終焉を迎えようとしていた。

#陳舜臣 #陳_舜臣 #本 #日本文学／小説・物語#モンゴル帝国の歴史#モンゴル#モンゴル帝国#ジンギスカン#フビライ#フビライハーン#チンギスハン#チンギスハーン#フビライハン#耶律楚材#弘安の役#文永の役#歴史小説