角田光代さんの本3冊です。

「対岸の彼女」　＊直木賞受賞作品
ベンチャー企業で働くことになった一児の母、小夜子と、小夜子と同い年のベンチャー企業社長の葵。
まったく環境のちがう場所で生きる2人の女性の真摯で懸命な姿が胸をうちます。

「八日目の蝉」　＊中央公論文芸賞受賞作品
不倫相手の妻が生んだ子を衝動的に誘拐してしまった希和子。
自分では記憶のない「誘拐された過去」を引きずる恵理菜。
登場人物全員に等しく愛情が注がれているように思えるラストが切なくも感動的です。

「紙の月」　＊柴田錬三郎賞受賞作品
子宝に恵まれず、微妙にすれ違う夫との生活の中、働き始めた銀行の仕事先で出会った若い青年にのめりこんでいく梨花。不正に手をつけ始めた銀行の金を溺れるように使い始め、、、
途中でやめられない怖さです。

3冊とも実家からもらいうけました。
「対岸の彼女」に画像4、5のような汚れがあります。
帯なし。
他に目立った汚れ等無いように見えますが、素人が長年自宅保管していたものです。
ご了承いただける方でお願い致します。

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「対岸の彼女」
角田 光代
定価: ￥ 514

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