『風景の向こうへ』　中上健次　出版社：冬樹社

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【内容】
「韓国の旅」「物語の系譜」など’７８～’８３にかけて発表された、貴重なる随筆・評論を網羅する、中上健次第三番目のエッセイ集成。
【目次】
風景の向こうへ―韓国の旅
物語が輪舞する
柄谷行人への手紙
物語の系譜（佐藤春夫；谷崎潤一郎；上田秋成；折口信夫）
トウジュウロウの笑
往復書簡
水上さんの物語群
被差別部落の公開講座八回で打ち切りの反省
賤者になる
アメリカにて
熊野・アジア・わが文学
私のなかのバンソリ
熱と共にあり光と共にある
トーテムからのヴァイブレイション
身体的条件
バスに揺られ地の果ての島まで
フォークランド島と今くるよ
又三郎
男のお燈祭り
ジャズ狂左派
赫い日
小林秀雄の死
【著者】
中上健次［ナカガミケンジ］
１９４６・８・２～１９９２・８・１２。和歌山県生まれ。新宮高校卒。熊野を舞台にある血族と路地と呼ばれる共同体を中心に据えた「紀州サーガ」とも呼ばれる土着的な独自の作品を数多く発表した。１９７６年『岬』で第７４回芥川賞を受賞、戦後生まれ初の芥川賞作家となる。７７年『枯木灘』で毎日出版文化賞、芸術選奨文部大臣賞新人賞を受賞。９０年からは熊野大学を開講。ガンのため故郷新宮に戻り逝去。享年４６

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