縄文式土器片です。但し、（写真では良く分かりませんが）混和材として石英が含まれているようで、光を当てるとそれらがチラチラと銀色に輝きます。

注）過度に輝く訳ではありません。土器片を動かすと、所々に含まれている微細な粒子が淡くチラチラと銀色に輝くと言うものです。縄文式土器の混和材の輝きについてはお近くの博物館等で実物を確認頂ければと思います。また、阿玉台式土器のような金色の輝きでもありません。銀色の輝きです。（阿玉台式土器片についても、機会があればここに出したいと思っています。）



採取地:関東地方（現在住宅地のため、詳細は伏せさせて頂きます）

大きさ:長さ約3cm、横約2cm、幅約8mm



当時の私の地元（採取地の近傍）では、このような輝く土器片は、お守りとして重宝され、小袋に詰めて持ち歩く等していました。太古の昔、揺らめく炎に照らされ、チラチラと銀色に輝く土器を、星空の下、眺めていた縄文の人々の姿を想像すると、感慨深い気持ちになります。暗闇で懐中電灯等で照らすと輝きは分かり易いです。