・オープンハンドを優位にする目的で作りました。
・示指から環指の3本でぶら下がる事を想定しています。15ミリのホールドに3本指でぶら下がれる方なら使えると思いますが、それよりややきつい印象です。普段オープンが使えてないともっとキツく感じるかもしれません。
・手作業のため形状の左右差はありますが、持ち感は概ね同じくらいです。
・個人的な感想ですが、球体状のため、油断すると指がずれてきます。そのためトレーニング中は一本一本の指の感覚への意識が高まります。また、懸垂をすると左右に身体が動揺するため、示指、環指に交互に力を入れてバランスをとる協調運動の練習にもなります。

（以下暇な方だけどうぞ）
・写真3のように、自分の場合フラットなホールドにぶら下がると見かけ上オープンっぽくなりますが第一関節は伸びているため実際はセミアーケの形に近くなります。
ラウンド型のホールドだと第一関節も曲がった状態となり綺麗なオープンになります。
個人的にはこのトレーニングを続けたことで、全般的な保持力の向上と怪我の減少が図れたと思います。

アーケやセミアーケの主動作筋は浅指屈筋で、オープンは深指屈筋と言われますが、深指屈筋の方が速筋繊維が多いという研究結果もあり、また筋の断面積も大きいことから、オープンの方が保持力の伸びしろがあるように思います。