〈解説文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉
①「魔法のベッド南の島へ」函付き。
★1968年第2版発行。
★函＝スレ傷汚れ、背ヤケ大、ホチキス錆び有り
★本体＝三方にヤケシミ汚れ有り、紙面黄変、巻末
　　　　の他書紹介ページに押印有り。

②「魔法のベッド過去の国へ」函付き。
★1970年第3版発行。
★函、本体共に「魔法のベッド南の島へ」と同じ
　　　状態です。

★★上記以外、本文中大きなシミ等無く、製本も堅牢で、通読に支障は御座いません。ただ、54年以上経過の品です。経年劣化、汚れ等気になる方はお避け下さい。★★

　「床下の小人たち」のノートンの、また違った持ち味の2冊です。こちらも、ジブリがアニメ化してくれたら嬉しいがなあ、という楽しい物語です。

　アリエッティ、は細かいところの画像も美しく、小人が工夫して人間世界の隙間的小空間に居ると思っただけで嬉しくなりました。原作を初めて読んだのは小学四年生でしたが、当時発行されていた4冊を読み漁り、小さいアリエッティ人形を作って遊んだものです。

　こちらは、小人では無く、魔法使いのプライスさんが主人公。書中には赤坂三好氏による、数葉のカラー挿絵が入る、魅力的な装丁になっています。画像にも挙げておりますが、白黒の建物の絵もノスタルジックで素敵。このまま洋菓子店の包み紙に使ってもらいたい程です。

　真面目で、スマートな、ちゃんとしたレディであるプライスさん、表向きはピアノ教師（このお仕事も素敵！）ですが、本当は魔女になりたくて修行中なんです！

　極秘で修行中だったのに、子供達に箒に乗って飛ぶ所を見られてしまい、どうやって口封じしようかとプライスさんは悩みます。

　子供達は、何か魔法の品をくれて、もし口外したらそれを取りあげる、て事にしたらと提案します。

　そこで出てくるのが、ベッドノブ！なんです。ベッドの柱の頭についてるやつですね。プライスさんは魔法をかけてくれて、ノブを捻って、行きたい所を言うと、ベッドが連れて行ってくれるというのです！

　子供にとってベッドは夢の国に連れて行ってくれる場所です。さあ、子供に返ってベッドで旅に出ませんか？

　長期個人保管の古い本です。状態は、上記★書きと画像よりご判断下さい。

　古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。