ご覧いただきありがとうございます。
非喫煙環境の自宅保管品です。

経年の割に状態は綺麗です。

雑誌コピーの通りまさに「フルスロットで走る」現代美術家、大竹伸朗の特集号です。
2006年に行われた美術展「全景」に合わせた発行で、作品やインタビューが多数掲載されています。

第二特集はファッションについてのエッセイですが、STUDIO VOICEにしてはちょっと物足りない印象です。
が、巻末にタカノ綾の作品がドカンと4点も掲載されており、結果満足度の高い一冊になっています。

STUDIO VOICEは当時から万人向けの雑誌ではありませんでした。アート・音楽・ファッション・カルチャーなど幅広いジャンル・テーマを自由に駆け回り、「やりたいことをやりたいようにやる」（ように感じられる）編集姿勢は唯一無二で、ZINEのようなワクワク感や情熱を感じられる雑誌です。
読者の評価・社会の評価・スポンサーの評価、様々な目を意識しながら作られている昨今の雑誌では考えられないような大胆な編集・構成は時が経つほど魅力的に感じられ、情報を発信する本質とはいったい何なのか考えさせられます。スポンサー広告も恐ろしいほどの力の入り様ですので、そちらも併せてお楽しみください。