ジャングルファイティーグ
170～180位の方に！
ズボン表記は33(32位の感じ)
ベトナム戦争当時、少数のエリート将兵にのみを 給されたカモフラージュ戦闘服がある。「リーフ・カモフラージュ・ファティーグ」48パーセントの黄緑、28パーセントの濃緑色、16パーセントのこげ茶、 8パーセントの黒、計4色の掛け合わせと、そのブレンドによる迷彩効果は抜群で、周囲の明暗を問わずオベトナムのジャングルに溶け込むことは画期的であった。特に、ある程度使用されて色が落ちたときには、ごく近距離からの視認も難しかった。加えて スタイルの良さのため、これを優先的に支給された長距離偵察部隊将兵から絶大な支持を受けた。
採用されたリーフ・ファティーグは、67年末からベトナムの各LRPと空庭パスファインダーを最優先に支給されていった。ベトナム戦争当時、 前線/後方を問わず、一般部隊の将兵は迷彩服の着用を許されていなかった。だが、LRPや特殊部隊の 将兵には、その任務の性格上、迷彩服が必要だった。 彼らが主に着ていたのは「タイガー・ファティーグ」 と呼ばれる南ベトナム軍向け迷彩服だった。各LRP に対しては、68年にリーフ・ファティーグの大規模 支給がはじまり、タイガー・ファティーグと交替し ていった。
さらにベトナム戦争の終期までには、すべてのLRP (レンジャー)、空挺パスファインダー、歩兵部隊リーコン、騎兵スカウト、それに特殊部隊将兵の一部 (MACV-SOG所属将兵、南ベトナム軍に同行す るMACV空艇/レンジャー・アドバイザー等に限ら れていた)や、選ばれた一般中隊(オーナー・ガー ドや特別任務に就くMP等)にもリーフ・ファティー グが支給された。このような限定支給は、迷彩効果 うんぬんに加えて、“目立たせるべき特別な将兵を、 目立たせる”目的も含んでいた。
こうして多くのエリート将兵によって、誇りをもって着用されたリーフ・ファティーグには、ときに様々な現地改変が加えられ、多くの知られざるバリエーションを生んでいる。
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