7-8年前にマレーシア・マラッカを訪れた時に購入したprint 版画です。

ここはマラッカ州の州都で街の中心部にチャイナタウンがあり、目抜き通りのジョンカー ストリートは骨董品店や夜市で知られています。そこを散策中に見つけたお店"Hueman Studio"で見つけた"印刷芸術の素晴らしい作品"がこれです。中国 唐の時代に由来を持つ格子戸を木版印刷にして作ってあります。印刷限定数100枚そこそこの作品です。

　サイズ：縦100cm, 横35cm, 厚さ2cm

重量: 3.2Kg(1枚）



日本家屋玄関入り口にこの芸術品を飾ってお客様をお迎えください。



参考までに作品裏面の説明を訳して記述します。



格子戸

ドアは建築において最も重要なコンポーネントの1つです。機能的には、内部空間と外部空間の間のコミュニケーションのチャネルであると共に、境界壁としても機能します。

中国の建築には多種多様なドアがあり、それぞれに独特の特徴があり、ここに描かれているのは「格子戸」です。

そのデザイン歴史は、唐の時代まで遡る事ができ、その時代の絵画に描かれていることが証明されています。殷王朝では、軽くて実用的な格子ドアに人気があり、古くて重い部屋のドアに取って代わりました。清朝の時代には、格子戸の価値が実用的な美徳を超えて高まり、高い社会的地位を維持したいと願う家庭の高級装飾品でした。



格子戸のデザイン要素には通常、動物のバリエーションや縁起の良いテーマの漢字のフレーズが組み込まれています。

左側のドアの4文字は「どこへ行っても安全な旅を」、右のドアの4文字は、「玄関で2倍の幸せを」を意味しています。



木版画とは

木版画は、東洋では8世紀に、西洋では15世紀初頭に初めて登場し、既知の最も古い凸版印刷の方法です。この伝統的な技法を用いて、まず版木に絵柄を描きます。次に、木材の表面を削り取り、盛り上がった表面を残し、そこにインクを塗ります。次に、一枚の紙を木材の上に置き、プレス機に掛けます。良好なプリントを作成するには、プロセス全体を常に清潔な状態に保つ必要があります。



これらのアートワークはそれぞれ、精密かつ精巧に丹念にデザインされています。これらは手彫りおよび手印刷されており、各アートワークが厳格な品質基準を満たしていることを証明するために署名されています。