人権宣言集　岩波書店

第一刷発行1957(昭和32)年3月25日

出品は第10刷 1960(昭和40)年6月30日

編者　高木 八尺, 末延 三次, 宮沢 俊義–



経年の色あせあります。写真参照。



「今日すべての国の憲法で保障されている基本的人権は、日本国憲法第97条のいうように、「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」であり、そうした努力の記録が人権宣言(または権利宣言)である・・・世界各国の人権宣言は、決してたがいに無関係につくられたものではなく、それぞれ先人の努力の成果を基礎としてそれにさらにあたらしい成果を加えて作られたものであり、いわばその全体が全人類の共同作品を構成している」(はしがきから)



「1917年10月のソヴィエト大会のアピールの中で、ロシアに住むすべての民族の真の自決権の保障を約束し、さらに「平和に関する布告」を採択して、「政府は、弱小民族が確実に、はっきりと、また自発的に同意と希望を表していないのに、この民族を強大国家に合併することは、一般的には民主主義の法意識、ことに勤労者階級の法意識にしたがって、すべてこれを領土の併合または他国の土地の掠奪であると解釈する」と全世界に宣言した。」(29 ロシア諸民族の権利の宣言(1917)の解説から)