「一生モノの教養が身につく世界の古典 必読の名作・傑作200冊」
佐藤 優
定価: ￥ 1600

#佐藤優 #佐藤_優 #本 #文学／一般

不確実な時代を生き抜くとき、古典は力強い
道標となる

現代、国家と社会の様々なシステムが金属疲労を
起こしているような、言葉にしがたい閉塞感が
日本を覆っています。
排外主義の蔓延、人口減少の危機、格差の拡大。
さらに突如登場した新型コロナウイルス、ウクライナ戦争、南シナ海問題などが、人類にさらなる課題をつきつけました。
出口の見えない長いトンネルに入り込んだような感さえ漂っています。
こうした不確実な世界を生き抜いていくとき、古典は力強い道標となりえるでしょう。

すでに死んでしまった人、遠くにいる会ったこともない、類稀な頭脳をもつ人々と、古典を通して友人関係になり、今を生きる私たちの味方になってくれることが可能になります。いうまでもなく、今を生きている人より既に死んだ人のほうが圧倒的に多いのです。

人間は何度も同じ過ちを犯す存在です。古典は
正しさだけではなく、失敗の歴史として読むことも
必要である、と著者の佐藤優さんは主張しておられます。古典に立ち返ることなしには、事態をきちんと把握することは出来ないと、例として、アドルフヒトラーの(わが闘争)を挙げています。

(知の怪物)と言われる作家、佐藤優氏が厳選した
至高のブックガイド。古典200冊を紹介。
全てを読みこむのは大変ですが、
気になったものを数冊を読んでみるだけでも、
不透明な時代を生き抜く力を身につけることに
とても役にたつことでしょう