「貧乏という生き方」

川上 卓也

定価: ￥ 1400

WAVE出版



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IT会社退職後、長塚節の里、茨城県石下で半自給自足生活をおくる作者。足ることを知り、捉え方を変えると前向きな印象に変わっていく。ただ生きるだけでは切ない、貧乏を楽しみながら生きよう。『貧乏神髄』を改題した本書「貧乏という生き方」。現代人は仕事に追われ、サービス残業、休日出勤、仕事の持ち帰り、コンビニ弁当やカップ麺でお腹を満たして、自然に触れることも、芸術に触れることもなく、そうやって多くの人が生きている。貧乏暮らしは、「貧乏臭い」暮らしとは異なる。物の購入と維持のために働き、また新しい物を買わせる物欲社会の中、働くために心を失いやがて考えることさえ放棄する。その連鎖を断ち切るために著者は物に追われる生活からドロップアウト。社会的には負け組と呼ばれるかもしれないが、そんな物の奴隷のような生活よりはるかに心に自由が著者にはある。