発行1975年12月15日　初版
著者　ル―トヴィヒ·アヒム·フォン·アルニム
訳者　深田甫
造本　杉浦康平+鈴木一誌
責任編集　紀田順一郎+荒俣宏
14×20×3.2　289P
ル―トヴィヒ·アヒム·フォン·アルニム(1781~1831)ドイツの詩人、文学者。
世界幻想文学大系④　いやしくも幻想文学を愛する者なら、本書の邦訳を待望せぬ者はないであろう。超自然的寓話の安住の地ドイツが、その輝かしい伝統を基軸に、近代幻想小説への脱皮を行なったのは、アルニムの本篇が機縁となっている。時代はカ―ル五世の幼年時代。舞台は現実が夢幻に似、夢幻がしばしば現実以上に迫真性を帯びるベルギーの町ゲントである。カ―ル王子は幽霊が出るという噂のある屋敷に、虚勢を張って一夜をすごすことになる。ところが、幽霊役を演じていたジプシー娘イサベラは、王子を恋してしまい、本当に絞首された父親の絞首台からマンドラゴラを入手する…。生死の概念の虚妄、不確定性を描いて、現代人の魂に訴える一大傑作 ー国書刊行会のパンフレットより
発売時に購入して、自体で保管しておりました。
写真3·4.外函ケ―スのカバーの背に日焼けによる色褪せがございます。
写真5·6·7.本体の天、小口、地にシミや汚れはございません。
写真9.本体のセロハンカバーが欠けております。
写真13.目次です。
写真17~20.月報8
　危険なマンドラゴラー種村季弘
　アルニムとブレンタ―ノー前川道
　介
　ロシア的幻想の風土についてー川　　
　端香男里
本文は綺麗です。経年劣化はほとんど見られません。