魯山窯 鍋島焼 染錦花瓶



★鍋島焼（なべしまやき）は、17世紀から19世紀にかけて、佐賀藩（鍋島藩）において藩直営の窯で製造された高級磁器です。そのうち魯山窯は、廃藩置県で藩窯が廃止されたあと、民窯として独立。色鍋島の伝統技法を今日まで守り続けている窯です。出品の「染錦花瓶」は、かなり前から保管されていたもので（昭和40～50年代の入手と思われます）、由来等は不明。おそらく未使用。ずっしりとあでやかな外観で観賞用に最適です。もちろん花瓶としても存在感があります



★染錦とは、素焼生地に直接描き釉薬をかけて焼いたもの（染付）に、文様を描いた器の上にさらに上絵付けをほどこし、再度低火度の酸化炎で焼成するものです。鍋島の色絵は赤、黄、緑の3色のみを用いることが原則で、時折黒や紫も使いますが、伊万里にあるような金彩は原則使いません。それでも鮮やかでいて清廉な雰囲気は、他の焼物に劣らないものです



★共箱は経年劣化があります梱包資材くらいにお考えくださると幸いです）



＊サイズ：高さ約28.0cm　口径 約12.5cm

＊個人保管の中古品でありますこと、ご理解ください

種類...磁器