家族用の手縫い着物（No.8）



65～80年前に、雪国新潟（現新潟市）で家族のために手縫いされました。襟の上部（掛襟）に青いカバーが縫い付けられ実用性にも配慮した丁寧な作りです。もちろん一点物の超レア品。けっして古着屋で仕入れたものではございません。

京都に嫁いだ妹に贈られたものですが、京都では必要なくずっと大切にしまわれていました。



もともと雪国で家族用に作られた着物です。染み抜きをすれば、ご家族様への愛情たっぷりのプレゼントに、長寿のお祝いに、おうちでながく過ごされる方への心のこもった贈り物になるかと思います。



袖付けに仕付け糸が残っています。

写真の肩と袖のラインが直線になってないのは、着物用のハンガーが無く、短い棒２本をくくり合わせてハンガーの代用としたためで、着物が曲がっているわけではありません。

背面から「寿」が読めるように縫っているため、正面の前見頃は「寿」が逆さになっています。



襟に折皺がついています。

羽裏の白生地に比較的大きな黄色のシミが数か所（赤丸）あります。

また生地番号の大きな数字が左肩辺りに印刷（赤丸）されています。

右後ろ腰辺りの陶片柄の1つに直径2cmほどの薄茶シミ（赤丸）があります。



生地：木綿／羽裏：絹？

色柄：チャコールグレー陶片チラシ寿文字柄／胴裏：白生地

（画像の色は現物とは多少異なります）



身丈（肩から裾）　：127㎝

襟丈（襟から裾）　：131㎝

裄（真中から袖口）：60㎝

肩巾（両肩）　　　：58㎝

袖巾（肩から袖口）：31㎝

袖丈（袖の縦長さ）：46㎝

袖口（開口長さ）　：40㎝



同じ制作者の物があと7着あります。複数同時にご注文いただき一括でお送りする場合は、送料が少なくなった分を引いた価格で、お届けします。



仕事の都合上少し手間取るかもしれませんが、できるだけ早く発送するよう心がけます。よろしくお願いいたします。