Rust Never Sleeps

Neil Young & Crazy Horse



ラスト・ネヴァー・スリープス

ニール・ヤング & クレイジー・ホース



ニール・ヤングの1978年のコンサート・ツアーが約2時間のDVDとして登場。

バーナード・シェイキーとしてクレジットされた監督はヤング本人。

“ロード・アイズ”と呼ばれるローディーたちはスター・ウォーズのタスケン・レイダーに扮しており、セットチェンジの間にはオリジナルのウッドストックと同じアナウンス。

しかし、何といっても楽曲である。パンクへの賛同を示した「ヘイ・ヘイ・マイ・マイ」を含め、なんと17曲も収録されている。

長年の相棒であるクレイジー・ホースとともにアコースティックやエレクトリック問わず、素晴らしい演奏を聴かせてくれる。「アイ・アム・ア・チャイルド」などのバッファロー・スプリングフィールド時代の曲やソロになってからのヒット曲「シナモン・ガール」、「ライク・ア・ハリケーン」まで、珠玉の名曲が名を連ねている。



後に同名のアルバムや『Live Rust』といった形でフィードバックされることになるが、この1978年10月22日カウ・パレス競技場でのライヴドキュメンタリーがDVDで甦るだなんて。

前半はアコースティックなものの、途中から盛り上がり、ディーヴォの乱入があったかと思うと、ジョニー・ロットン賛歌“He-y Hey, My My（In To The Black）”が爆発したりとパンクへのつれづれなる想いが静かに燃える名演の数々。