「柳田国男の歴史社会学 : 読書空間の近代 続」
佐藤 健二
定価: ￥ 4180
せりか書房

● 内容説明
生活の日常を読み解くことからつむぎ出された柳田国男の歴史研究は、戦後の人文・社会科学のなかで数多くの誤読にさらされてきた。著者は歴史社会学の視点から、その学知と方法の復権に挑む。テクスクの意外な生態を精緻に押さえ、この思想家の実践に孕まれていた希望をさぐり、「複数の柳田国男」の可能性を提示するなかで「民俗学」の再生を展望する。

●状態
帯・小口に小スレ、小汚れあり。
中は書き込み、線引きはなく綺麗な状態です。
値下げ交渉不可。即購入可

●著者その他著作
『読書空間の近代──方法としての柳田国男』（弘文堂）
『風景の生産・風景の解放──メディアのアルケオロジー』（講談社）
『流言蜚語──うわさ話を読みとく作法』（有信堂高文社）
『歴史社会学の作法──戦後社会科学批判』（岩波書店）
『社会調査史のリテラシー──方法を読む社会学的想像力』新曜社
『ケータイ化する日本語──モバイル時代の〝感じる〟〝伝える〟〝考える〟』（大修館書店）
『論文の書きかた』（弘文堂／ちくま学芸文庫）
『浅草公園 凌雲閣十二階──失われた＜高さ＞の歴史社会学』（弘文堂）
『文化資源学講義』（東京大学出版会）
『真木悠介の誕生──人間解放の比較=歴史社会学』
（以下共著）
（KAWADE道の手帖)『今和次郎と考現学──暮らしの“今”をとらえた<目>と<手>』（河出書房新社）
（平井雄一郎・高田知和（編））『記憶と記録のなかの渋沢栄一』（法政大学出版局）
（内田隆三（編））『現代社会と人間への問い──いかにして現在を流動化するのか？』（せりか書房）
（設楽博己・工藤雄一郎・松田睦彦（編））『柳田國男と考古学──なぜ柳田は考古資料を収集したのか』（新泉社）
（花田達朗（著））『花田達朗ジャーナリズムコレクション3　公共圏── 市民社会再定義のために』（彩流社、2020年））※解題執筆
（吉見俊哉・森本祥子（編））『東大という思想──群像としての近代知』（東京大学出版会）
（東京大学文化資源学研究室（編））『文化資源学──文化の見つけかたと育てかた』（新曜社）
（校注）
（柳田国男（著））『明治大正史──世相篇』（角川ソフィア文庫）

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