〈解説文は全て独自で書いております。あくまで私見ですので無断使用はご遠慮下さい。〉

★2003年第二刷発行。帯、紙カバー付き。
★帯＝保管上のスレ傷汚れ有り。
★紙カバー＝表面に保管上のスレやや有。
　　　　　　背ヤケ有。
★本体＝地にやや薄くスレ有り。他は綺麗です。

★★上記以外、使用感希薄で製本は堅牢、22年経過の品ですが、大切に保管しておりましたので、経年比で美品と存じます。然し乍ら、新品ではございませんので、完璧をお求めの方はお避け下さい。

　お菓子のレシピ本で、今このような形式のものは本当に見当たりません。グラビア無し、細かな画像付きの手順図無し。

　作者自身による、可愛らしい挿絵と、エッセイのようなコラム。メルヘンなお菓子のネーミング。
簡潔なレシピ。

　ところがです！もう、これが完璧なのですよ！
読み物として楽しい、目で見て可愛らしい、作り方はシンプル、合う飲み物まで網羅という完璧さです。しかも太らないよう工夫もされています！

　お菓子のレシピ本なのに、絶妙に読者の心に寄り添うコメントや、可愛らしいラッピング、ひょっとしたら私はこれ以上に好きなお菓子のレシピ本は無いんじゃないかと思います。

　マドモアゼルいくこ氏は、3歳からケーキを作り始めたとの事。そんな事ってあるんだなあ、と驚きです。また、児童文学に出てくるお菓子にも興味深々であられたとの事、好きこそものの上手なれ、の見本ですね。

　長年勤めた会社を退職し、齢50を過ぎてから台所取締役になった私。いつも、不味かったらどうしよう、という不安に苛まれつつ、料理が世界で一番嫌いだ！と正直にぼやきながら仕方なく作っている毎日。

　たまに、本当にどうやってこの味になったんだ！と言うくらい不味いものが出来上がった時の家族の、微妙な表情を見るのが辛い。クックパッドで簡単とついたものしか作らないのに、、。

ハイジのように、パンとチーズと干し肉と山羊の乳、皿二つにコップ二つの暮らしに憧れます。

私なら米と味噌醤油、卵、鱈子と梅干しであと野菜が少しあれば良いんですけど。

　と言うわけで、こちらのケーキ本も一切、実務に使ったことがないので状態は綺麗と存じます。

　状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。

古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。