「参謀型人材の研究」
企業参謀が脚光を浴びている。企業参謀とは、トップに情報を提供し、ラインを補佐するスタッフである。たえず変化する状況を的確に把握し、緻密なまでの計算力で企業が進むべき方向を提示する重要な任務を負っている。現在のような低成長下の企業戦争が続くかぎり、参謀への期待は高まる一方である。その上、トップとしての器とか行動力は不足だが、頭脳には自信があるという人にとって、参謀は理想的なポジションといえる。(まえがきより)
現代の参謀型人材の条件とは
・トップがどんな資質の持ち主かということで、参謀の適性は違ってくる
・参謀とは企画者であり、発想力を必要とする。また演出者でなければならない
・優れた参謀に求められる資質は、想像力ゆたかな文学的才能である
・名参謀の条件は、まず神経質であること、そして躁鬱気質であることだ
・参謀の要諦は"根回し"にある
・現代戦に勝つ参謀は、多様性に対応できる応用力ある幅広い人材である
・参謀の適格者は成績上位ではあるが、いちばん上ではないという人だ
(本文より)
プレジデント編
定価:1,100円