私が最近読んで面白かった、ミステリー味の
文庫本2冊を出品致します。詳細は以下に。
①大門剛明著「完全無罪」講談社
　　2024年4月22日第10刷発行
　本作品は書下ろしで、WOWOWドラマWで7月
　から毎週5回に亘って放送・配信されました。
　脚本・監督には「MOTHERマザー」を手掛け
　た大森立嗣。
　21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に
　抜擢された女性弁護士・松岡千紗(広瀬アリ
　ス)。千紗はその事件で監禁された少女の一人
　だった。間一髪で自分を殺したかも知れない
　容疑者(北村有起や)と刑務所等で対峙する。
　容疑者に当時関係した刑事(奥田瑛二)も絡みな
　がら、罪を作り出す罪【冤罪】法廷で真実が
　炙り出されて行く。
　作者の大門氏は、多くのシリーズを手掛けて
　おり、「雪冤」「テミスの求刑」「獄の棘」
　等、映画化作品も多いのです。

②佐々木譲著「図書館の子」光文社
　　2023年5月20日初版1刷発行
　本書は、6篇の短編から成る作品集です。
　時の旅人たち(タイムトラベラー)を巡る6つの
　物語が並んでいます。
　表題作は大雪の晩を舞台にした一夜の物語であ
　る。主人公はある日図書館で午後の時間を過ご
　すことになる。しかし吹雪の荒天となり、交通
　が遮断される。館員が彼の存在に気付かず帰宅
　した為、たった一人取り残されてしまう。そん
　な時大人の男性が彼の前に現れる。そして？
　その他にも「地下廃駅」は終戦直後の日々が
　語り手の人生に影響を及ぼす。また台東区上野
　の地下には戦時中、特別列車を避難させていた
　と言う話が絡む。
　「傷心列車」の舞台となるのは昭和6年の中国
　大陸。日本軍占領下の大連が描かれる。
　主人公の若い女性がある男から切符を渡され
　大連からハルピンへ向かう列車に乗るのだが。
　作者の佐々木氏は、2010年に「廃墟に乞う」
　で直木賞を、2017年に日本ミステリー文学大
　賞を受賞しています。

【価格/激安】
　 2冊での出品なので、1冊でのお買い上げは
　ご遠慮願います。初値価格は、1,480円と致し　　　
　ます。1/19付で激安値を提示致します。
　580円です。最終値です。

　宜しくお願い致します。