＜ロイヤルコペンハーゲン＞のTeneraシリーズの、Berte Jessen(ベルテ・ジェッセン)による鳥笛です。ファイアンス焼きならではの風合いと、女性デザイナーらしいかわいらしい作品です。刻印はアルミニア時代の貴重な品で、ビンテージ品としては非常にきれいな状態です。

セット内容
・鳥笛(長さ約7.7cm)×1

＜Bacca(バッカ)とTenera(テネラ)・Berte Jessen(ベルテ・ジェッセン)とNils Thorson(ニルス・トーソン)・Fajance(ファイヤンス)焼きとAluminia(アルミニア)＞
Berte Jessen(ベルテ・ジェッセン)はロイヤルコペンハーゲンで活躍したデンマーク出身の女性デザイナーです。
1862年にAluminia窯というFajance焼きの窯元がデンマークに創業しました。Fajance焼きは1100度の低温で焼成することで、磁気と陶器の間のような独特な風合いを表現できる、元は北イタリアの焼き物の技法です。Aluminia窯は1884年に同じデンマークのロイヤルコペンハーゲン窯を買収しましたが、王室御用達だったロイヤルコペンハーゲンの名をそのまま使うことにしました。1933年にロイヤルコペンハーゲンのアートディレクターに就任したNils Thorssonは、そのルーツであるAluminia窯のFajance焼きを製品として世に送り出すために、Tenera(テネラ)とBacca(バッカ)のシリーズを発表しました。Teneraは1958年にNils Thorsson監修の下6人の若手女性デザイナーによって、Baccaは1965年にNils Thorsson自らが加わった4人の男性デザイナーによってそれぞれ製作がスタートしました。デザイナーたちのデザインとFajanceの技法が見事に融合したこの二つのシリーズは、商業製品というより、アートピースのような作品となり、大変な人気を博しました。1980年代に生産が終了した後も、今なお、多くの陶磁器ファンを魅了しています。

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