遠刈田系こけし

遠刈田系伝統こけし
遠刈田系こけしは、遠刈田温泉を中心として発達しました。
現在、確認されている史実の中で発生年代が最も古く、こけしそのものが遠刈田から発生したと考えられています。頭部は比較的大きく、赤い放射状の手絡（てがら）が頭頂と額から鬢（びん）にかけたあたりに描かれる華やかなものと飾りのない黒いおかっぱ頭があります。
切れ長の目に鼻筋のとおった大人っぽい女性の表情の描彩が印象的です。
胴模様は重ね菊や菊から変化した模様が多く描かれますが、そのほかにも、梅・桜・井桁・木目など多彩な描彩パターンを有しています。また、牡丹・蝶・松葉・あやめなどの胴模様は、背面にワンポイントとして描かれることが多くあります。

今回出品するものは、何十年も前に祖父が遠刈田温泉で購入した物と伺っております。
今では作者も他界してとても貴重な物になっている可能性がありますので、骨董品を買う気持ちで購入検討して頂きたいです。

宜しくお願い致します。

色 ・茶
素材···木製

種類···こけし