長期保管しておりましたLPレコードよりの出品です。1980年〜1982年の間京都北白川の佐藤 薫邸に出入りしEP-4を起ち上がりをつぶさに観てきました。我々の間では「佐藤のおっさん」と呼ばれ年齢不祥な人でしたが京都アンダーグラウンドの策士でありその風貌も相まって確かにカリスマ性がありました。当時は英国のパンクやポストパンクに刺激された日本のニューウェイブシーンの勃興初期。関西では京都、大阪中心に数々のバンドが蠢めいていました。その中でもEP-4はサウンドも含めてひとつ頭抜けた異質の存在感。坂本龍一との共演もしていました。彼等の音楽はJ.Bやマイルス等をベースにしたファンクベースに佐藤 薫のディストーションされたボーカルやバックサウンドがのる所謂クールファンク。このアルバムは1983年にメジャーデビューした時のアルバム。タイトル名などで発売も揉めたようですが唯一のメジャーアルバムとなりました。このアルバムのメンバーは初期のメンバーと一部入れ替わっており初期の頃の荒削りなサウンドからはアレンジも変わり随分と洗練されたプロらしい仕上がりになっています。半世紀近くの時が経ちましたか結局のところEP-4とはなんだったのか。アルバム発売時の3箇所同時ギク。藤原新也のジャケ写やライナーノーツ。60年代の残滓溢れた京都の街からの産声。「時代に対する未遂犯」だったかもしれません。1983年 日本コロンビア。長期保管品の為ジャケットやライナーノーツには経年劣化があります。レコード盤そのものには目立つキズなどは見当たりませんが再生機がすでに無い為再生確認が出来ておりませんので神経質な方はお控え下さい。又、あくまで中古品です。画像上では確認できない部分もあると思います。購入後はノー・クレーム、ノー・リターンにてお願いします。