松田道弘著『クロース・アップ・マジック』（金沢文庫）で、「最新カード奇術のすべて」と紹介されていました。



「やや傷や汚れあり」としましたが、自宅保存の未読本です。



高木重朗氏が、奇術の専門誌に載せたものを、まとめたものです。



〇相手が本当に選んだところにエースが集まる、高木重朗氏の、フォーエースも説明されています。（これは、「カードマジック事典」「カードマジック入門事典」「マスターズ・カード・テーブル」にも解説されていません。）



〇「どこにあってもどこにもないカード」（=違うカードだったはずの3枚が、3枚とも相手の選んだカードに変わって、最後はポケットから出てくる、19世紀から演じられていたクラシックマジック）の、マルローの改版。



〇スライハンドで行うカードの予言（スチュアート・スミス）

相手が全く自由に選んだ1枚のトランプが、予言されている。あやしいところが全くありません。クリアな手順です。



〇ル・ポールの「封筒の中のカード」

相手の選んだサインしたカードが、密封された封筒に入ってしまう。ル・ポールの大傑作。



今でも十分に現役を張っている、現象の分かりやすい名作傑作揃いです。



技法面でも、シャッフル・カットから、ブレーク、コントロール、ダブル・リフト、グライド、ダブル・カットと、わかりやすく説明してくれています。



分かりやすい文章と図解は、その手品や技法の勘所を的確に説明してくれています。



本屋さんで見つけ、「誰かに買われると、タネがひろまってしまう」と、持っているのにもう一冊、買ってしまいました。書店には、しばらくすると、同じ本が並んでいましたが…(^-^;



天地には経年のヤケや汚れがありますが（写真5・6枚目)、小口などは綺麗な状態です。（4枚目）



40年ほど前の古書であることをご確認の上、ご検討ください。



目次と、内容の一部を載せています。9〜13枚目。

ルポールの「封筒の中のカード」も、『カードマジック事典』の説明より、詳しく書かれています。



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