1971年大阪で買いました。当時バンカラと呼ばれる若者の荒々しい男性像が流行っていまして、とにかく強くなりたくてこのようなものを買った次第です。早速履いて風呂屋に行ったところ、大きな足音に番台が警戒し、玄関の床を傷つけた為に初日から鉄下駄出禁になりました。
それでもそこそこ履いて出かけました、４
年間使って、鼻緒も切れてからは部屋に保管したままです。部屋の整理で出します。

鼻緒はありません、左右同形です。

1個の寸法：重量3.05Kg実測しました、全長23cm、幅11cm、地面からの高さ4cm、鉄板の厚さ約10mm

裏の文字はNIPPYOです。製品の元の塗装が良いのか年月の割に綺麗です。裸足で履いて大丈夫です、錆はつきません。

鼻緒は好みのものを結んで下さい、データを示します：3個の穴は完全な二等辺三角形、前縁から40mmと後縁から48mmの位置にあります。前の穴は板の中心線上にあり、後ろの穴はともに左右縁から17mmの位置にあり、したがって穴の間隔は76mmです。後ろの穴と前の穴の斜め直線距離はともに150mmです。穴は表と裏が同じ開口部直径17mmですが、良く考えられていてテーパつまり中央部が狭くその直径14mmです。これにより鼻緒が抜けにくく、また鉄に擦れて切れにくいようになっています。なお穴の周辺だけ厚さ12mmと厚くなっています、つくづく良く設計されているように感じます。

若い人、昔のバンカラはいかがですか？