熟練の職人が技を手から手へ受け継いで、作り続けてきた日本の道具たち28選。忘れ去られがちな、日常の名品を、今に伝える一冊です。



我々の目にはなかなか触れないそれらの制作過程を、的確な文章と写真にとどめた貴重な記録です。



まだ手に入る最後の職人技を、購入情報も添えて紹介した、究極の伝統道具カタログともいえましょう。



「Ｓｈｏｔｏｒ　ｌｉｂｒａｒｙ

日本の手仕事―百年の技、千年のかたち」

陸田 幸枝 / 大橋 弘・1996



日本の伝統手仕事を追い続けてきた筆者が、これまでに出会った数々の道具の中から、確かな目で選りすぐった、28の職人技を集大成したものです。



80歳を過ぎの製作者を残すだけとなった煙管。

20万個の絞りを一年かけて結んでいく京鹿の子の反物。

200の燈芯を一日燃やし、やっと1kg集まる菜種油の煤で作る墨。etc



匠たちが淡々と作り続けてきた日本の道具２８選。



目次

有明紬/山繭の織物

いたや細工/いたや楓で編む籠

印伝/鹿革の合切袋

越前和紙/寒漉きの鳥の子

江戸切子/燦めきを刻む

烟管/粋をのむ煙管

加賀毛針/羽毛の擬餌針

樺細工/桜の皮をまとった茶筒

木鉢/雪明かりで彫るこね鉢

京鹿の子/絞りの名手たち

鯉のぼり/手描きの五間鯉

錫器/光を汲むメタルの器

竹細工/精緻な花籃

种子铺/鉄砲鍛冶が打つ鋏

堆朱/実唐草の朱い漆器

壹屋烧/美酒を抱く壺

砥部烧/くらわんか手

奈良墨/煤の色

南部铁器/あられ模様の鉄瓶

はんどう甕/大物の水甕

挽物/欅の大盆

肥後象眼/武士の魂を飾る花

曲げわっぱ/樹齢250年の弁当箱

三春張子/心の用をたす人形

宫古上布/ブー畑の風の織物

藍胎/竹篮の漆盆

若狭涂/自然素材のコラージュ

輪島塗/虫のいる棗





＊＊＊綺麗ですが中古品にご理解ある方のみご検討ください。







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