ご注意下さい。中は空っぽです。私の頭蓋骨と同じように。

オールド・ボウモア、通称「カモメのボウモア」の空きカートンのみの出品です。
サントリーアライド時代のもので、いわゆるカモメ後期の中の前半ものになります。
おそらく2000年から2005年の間に販売された品物なはずです。
12年熟成のボトルが入っていたものなので、2024年のいまから数えると都合30年を越える月日を包み込んでいたと考えることができます。
この品は匿名配送の可能ならくらくメルカリ便で発送します。
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可能な限り対応します。

ボウモアは「アイラの女王」とも喩えられる蒸溜所で、ヘビーピーテッドなボトルの多いアイラ島のウイスキーの中で、同じくピーテッドながら他と一線を画す柔らかさをも併せ持つ酒質になっています。
異名の通り先代のクイーン・エリザベス2世が何度か訪れたこともあり、現国王のチャールズさんが愛するラフロイグ、通称「アイラの王」とは歴史的に見てもアイラ島での良きライバル関係にあり続けています。
ハードパンチャーのラフロイグに対し、ソフトでエレガントなボウモアとして。
それでいて両者とも余韻には哀愁があるのです。
これは他のアイラの蒸溜所、例えばアードベッグやラガブーリンなどには感じられない特徴で、王室の方々も芸術を愛することが伺えます。
ただ、なんですかボウモアの現行品のラベルデザインは。
全く味も素っ気もないものに成り下がってるじゃありませんか。
サントリーだかヨントリーだか知りませんが、ちゃんと歴史を尊重しないからあんな情けない姿に変えてしまうのです。

ボウモアはスコットランド現地の伝統言語、ゲール語では「棒もあるよ」という意味です。
創業者のデイヴィッド・シンプソンさんが建てた蒸溜所にたまたま、棒が転がっていたことから名付けられました。
現在はエリザベス2世がつまづいて転んだりしないようにとの配慮から片付けられたそうですが。
ウソだと思うかもしれませんが本当に嘘です。

この出品のBGMはクリス・シフレット、ネイト・メンデル、テイラー・ホーキンスとデイブ・グロールの「ザ・プリテンダー」です。
紛い物の連中がよく発っしたがる、衆意を恣意的に操作するような情報を真に受けてはいけませんよ。
ご質問等はお気軽にどうぞ。