「千字文考正」清代・孫呂吉原註・茅原東学刪と釈文 昭和11年◆千字文 書道 中国文学 松岡正剛


清代・孫呂吉原註、茅原東学刪と釈文『千字文考正』です。
中国語の原文に、日本語の訓読訳を付けています。

昭和11年（1036年）、今から88年も前の発行の戦前品です。

現在でも書道の分野ではお手本として千字文は人気ですが、
この書はかつては大いに売れた本だったようで、

松岡正剛さんがその名著『千夜千冊』の中で、
かつてご自宅に所蔵されていたと述懐されています。
嘘でない証拠に、ホームページよりお借りして、
該当の画像を添付いたしました。

松岡正剛さんも、千字文はお手本としてだけ用いるのはもったいなく、
むしろ読み込みたい、とおっしゃっているように、
千字文をしっかりと読みたい方に、この本は良いのではないでしょうか。


当方（出品者）は千字文の全文暗唱を志し、しばらく前に完遂することが
できましたので、それを記念してい（？）、千字文関連の書籍を
折に触れて出品しています。

こちらなどは現在古書の相場が高く、古書店サイトでは7150円を筆頭に、
5000円程以上で売るお店が多いものです。

こちらは少しの小傷や、紙のヤケなどありますが、
全体に大戦を挟んで88年もの経年があるとは思えない程状態が良いです。

送料込みでお安く出品いたします。
千字文を読みたい方に、ぜひどうぞ。


注意事項

糸綴じの和本の体裁です。

題箋がありません（画像）。
ネット上に挙げられている古書店さんの画像は数点ともに全て
題箋がなく、おそらく元は貼ってあったものと思いますが、
糊が弱かったためか、現存のこの書で題箋が残っているものが
むしろ稀と思います。

角にめくれ上がりが小さくあります（画像）。

本文用紙はヤケが少しありますが、全体に状態は良く、
総じて88年の経年を感じさせない美しい状態です。