ご覧くださり、ありがとうございます(´- `*)

山形県天童市の木製工芸品の作家、吉田宏信作、くずや香合です。黒柿で作られています。この作家さんは、黒柿の作品をたくさん作っています。
黒柿は固い木材だそうですが、藁屋根など丁寧に作られています。

くずやとは…国語辞典によれば

クズヤとは茅葺き民家のことである。 古文では、 漢字で葛屋（家）と書かれることが多いようです。

また、黒柿とは…
黒柿という種類の柿木があるわけではなく、通常の柿の木は製材した際、橙色〜淡黄色に近い色味をしていますが、稀に墨色のような黒色が樹の中心部に入ることがあります。これを黒柿と呼びます。

黒柿が出る確率は１万本に１本とも言われ、非常に貴重で高価な木材です。また黒柿は、樹齢150年以上の柿の木にしか出ないため、独特の風合があります。

状態について
この香合の身の方、内側に和紙が貼られていて、少し黒いところがあります。たぶん練香の炭色かと思われます。
その他は、ワレや欠けはなく、よい状態です。
木箱入です。

作者　吉田宏信　
よしだ ひろのぶ
略歴
日本工芸会、正会員
所属
東日本支部、木竹工部会
受賞歴他
2012
第52回 東日本伝統工芸展
三越賞
2002
第42回 東日本伝統工芸展
川徳賞

☆サイズ☆
高さ約5.5cm
奥行約約4.8cm
幅約7cm
箱/木箱入