「マシーン日記/悪霊」

松尾 スズキ

定価: ￥ 1900



出版社内容情報

町工場で暮らす男女のグロテスクな日常を描く「マシーン日記」。売れない上方漫才コンビの悲喜劇を描く「悪霊」。性愛を軸に男女の四角関係を描いた2作品を、一挙収録！【編集者よりひとこと】『ファンキー！――宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田國士戯曲賞を受賞（1997年）した松尾スズキ。その受賞〈前後〉第１作にあたる「マシーン日記」と「悪霊」を、宝生舞や小島聖ら人気女優を迎えて同時期に再演するにあたって、著者が満を持して刊行した本書。この世の悪夢を愛するあなただけのために、いびつな〈家族の肖像〉を描きだしてゆく……２作品が収録されて、しかも、お値段は据え置きのサービス・プライス。東京都大田区の工場で、油まみれになりながら撮影した装丁写真も、かなり、いい感じです。



内容説明

８月１４日・金曜日　東京・不快指数１００　今日もパチンコ屋の駐車場で子供が蒸れて死んだ　そして私はミチオのマシーンになった（マシーン日記）。ある者は苦渋の色を浮かべある者はお世辞を浮かべつつ臆病者は接吻によりて勇者は剣によりて愛するものを殺す（悪霊）。性愛を軸とした男女の四角関係が渦を巻き、いびつな「家族の肖像」を描き出してゆく二作品、一挙収録。



著者等紹介

松尾スズキ［マツオスズキ］

１９６２年生。九州産業大学芸術学部デザイン科卒。大人計画主宰

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