國文學 解釈と教材の研究

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特集 源氏物語の脱領域

源氏物語の現在 / 秋山虔

源氏学の中世近世近代

中世の源氏物語注釈--『源氏釈』『奥入』から『河海抄』まで / 田中隆昭

<もののあわれ>とエロティシズム--宣長の源氏物語論をめぐって / 百川敬仁

昭和13年の『源氏物語』 / 小林正明

青表紙本源氏物語の目移り / 加藤洋介

和・漢への新視点

書記言語の成立--「けり」文体におよぶ / 藤井貞和

白氏諷諭詩の引用をめぐって / 藤原克己

出会いの演出--朧月夜と夏の海辺 / 天野紀代子

唐物と文化的ジェンダー--和と漢のはざまで / 河添房江

六条御息所の時間--代替り・准拠・年立 / 高田祐彦

身体と歴史叙述

『源氏物語』の童たち / 服藤早苗

物語の語り手と性--浮舟の物語から / 兵藤裕己

歴史への参入--明石一族の『源氏物語』 / 松井健児

光源氏と明石姫君--産養をめぐる史劇 / 小嶋菜温子

絵画と物語叙述

描かれた女房--『源氏物語絵巻』の方法 / 石井正己

<薫>の分裂を現前させる多層な言葉 / 神田龍身

浮世絵における源氏絵成立の構造--奥村政信の作品を中心に / 田辺昌子

翻訳の問題 / 井上英明

源氏物語研究の新しいテーマ集50 / 東原伸明

ほか