南部鉄器の老舗「岩鋳」の最高級の砂鉄鉄瓶です。商品名「千鳥桜」の型です。以前の型になります。「南部岩鋳」の窯印があります。　
未使用のまま保管していた品になります。

岩手県の県北地方では古来、名刀等の優れた原料として砂鉄が産出されました。その砂鉄は特に高級な南部鉄瓶に使われます。
砂鉄は触れ合うとキーンという独特の澄んだ音がします。

瓶の周り一面に桜花が型取られています。花びらや蕾を付けた若葉が緻密に施されています。
フタと瓶の表面は磨いた砂鉄で銀色に輝き豪華です。
フタのつまみは蕾形で中が空洞になり小さな鉄玉が入っています。動かすと鈴を振ったような音がします。

鉉は太く堂々としています。当初の鉉を取り替えています。ごく小さなスレキズがあります。

瓶の表面は綺麗な銀色です。時間経過でややくすみがある所があります。
瓶の中はサビはなく綺麗です。
フタは表裏とも綺麗です。
口の入り口と首、付け根、裏底などにサビが見られますのでご了承ください。
重量2.2kgとどっしりした造りです。　
直火のみに対応します。

今はお目にかかれない南部鉄瓶の希少な伝統工芸品です。
箱と栞が付きます。　　

【サイズ】
注ぎ口を加えた横幅:約21㎝
口除き横幅:約17㎝
鉉までの高さ:約23㎝
つまみまでの高さ:約15㎝
瓶のみの高さ:約11.5㎝
重さ:2.2kg

※盛岡の岩鋳のショールームを訪ねたところ、現在の「千鳥桜」の砂鉄鉄瓶は税込で462,000円となっていました。

種類···茶道具
主な素材···砂鉄