Muriel Spark, Mary Shelley

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名作『死を忘るなかれ（メメントモリ）』の作者ミュリエル・スパークの1951年刊行された『フランケンシュタイン』の作者メアリー・シェリーについての伝記・批評です。
英国Carcanet Press, 2013年刊。総ページ数238ページ。2013年購入時の価格3,329円。
小口にシミが見られますが、ページには影響はありません。

ミュリエル・スパークは一生を通じてメアリー・シェリーに魅了されていた。彼女は1951年に初めてメアリーに関する本を出版し、それを数十年にわたり改訂・磨き上げた。本書はそれに未公開の資料が付け加えられて再刊されたものである。スパークは複雑で誤解されがちな人物の魅力的な肖像を描く。彼女は研究を「伝記」と「批評」の二つに分け、シェリーの生涯に対する感情豊かな描写の後に、その主要な文学作品の批評的な研究が続く。本書には統一感に欠ける黙示録的小説『最後の人』のスパークによる抄訳も含まれており、その初期の構想と後の序文も追加されている。